もし、違う選択をした自分が存在する
世界があるのなら――
大切な人を悲しませることもなく、
笑顔で過ごしているのだろうか?
そんなことを考えながら視聴した作品
2022年公開のアニメ映画
『君を愛したひとりの僕へ』
パラレルワールド(平行世界)をテーマに、
少年・日高暦と少女・佐藤栞の出会いと絆、
そして「選択」がもたらす切ない運命が
描かれていきます。
◆作品情報
公開年:2022年
監 督:カサヰケンイチ
原 作:乙野四方字
科学とファンタジーが融合した
“パラレルワールド”の世界観
純粋でまっすぐな暦と栞の関係性
「もし別の選択をしていたら?」と
誰もが考えたことのあるテーマ
何気ないやり取りの中に心を
揺さぶる瞬間が散りばめられており、
観終わったあとに静かな余韻を
残してくれる作品です。
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君を愛したひとりの僕へ:DMM TV
◆INTRODUCTION
この物語の舞台は、無数に存在する
「パラレルワールド」
世界はひとつではなく、
選択の数だけ分かれ、
無限の未来が広がっている。

日高暦がはじめて大きな選択をしたのは、
7歳の時、両親の離婚により父親と暮らす
ことを選んだときでした。
暦は、学校には通わず、父親の勤務する
虚質科学研究所で暮らし始め、そこで
佐藤栞という少女と出会います。
成長するに従い二人は強く惹かれ合い、
かけがえのない存在へと変わっていきます。
しかし、そんな二人の前に思いもよらぬ壁が
立ちはだかることに…
「一緒にいたい」という純粋な想いが、
二人を大きな運命の渦へと導いていきます。

◆用語メモ
パラレルワールド(平行世界)
選択したことにより無数に存在する世界
虚質:意識
タイムシフト
虚質世界における時間移動
パラレルシフト
平行世界を移動する事
IPカプセル
平行世界に行くための機械
ギネスカスケード
ビールの粘性が対流している泡の
浮力を上回ることによりグラスに
沿って泡が流れ落ちる現象
細かな用語や仕組みは物語の中で自然と
理解できるので、難しく考えずに楽しめます。
◆CHARACTER
日高暦/青年期(cv.宮沢氷魚)
両親が離婚したことで父親と暮らす。
幼い頃から一緒に過ごしてきた
佐藤栞に想いをよせていく。
「不可避の事象半径」を提唱した若き天才。
佐藤栞(cv.蒔田彩珠)
幼い頃から日高暦といつも一緒に
過ごした少女。
事故により交差点の幽霊となってしまう。
佐藤紘子の娘。
滝川和音(cv.橋本愛)
日高暦の高校の同級生。
博士課程を修め虚質科学研究所に入所する。
佐藤紘子(cv.水野美紀)
佐藤栞の母。
虚質科学研究所所長。
日高暦/老年期(cv.西岡徳馬)
滝川和音/老年期(cv.余貴美子)
日高翔大(cv.浜田賢二)
日高暦の父親。
虚質科学研究所副所長。
高崎真由美(cv.園崎未恵)
日高暦の母親。
◆ひとこと
挿入歌[紫苑]
この歌が流れると全身がゾワゾワして
心が震える感じがする。
物語・音楽・キャスト・映像
すべてが素晴らしいアニメでした。
『僕が愛したすべての君へ』は、
『君を愛したひとりの僕へ』と
表裏一体の関係にある作品です。
どちらから観ても楽しめますが、
両方を観ることで初めて浮かび上がる
真実や感情があります。
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