異世界への再訪――『きさらぎ駅 Re:』

ネットの都市伝説として広まり、
2022年に映画化されたきさらぎ駅
その続編となる『きさらぎ駅Re:』が、
2025年についに公開されました。
今回はホラー的な恐怖演出よりも、
サスペンス要素と人間ドラマが描かれ、
「異世界に迷い込む恐怖」
「現実社会で生きる苦悩」
それらが交差する作品に仕上がってます。



◆作品情報

公開年:2025年
監督:永江二郎
脚本:宮本武史
配給:イオンエンターテイメント

映画 きさらぎ駅はこちら


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◆INTRODUCTION

存在しないはずの駅――「きさらぎ駅」。
そこへ迷い込み、
奇跡的に生還した少女・宮崎明日香。
しかし、彼女が異界で過ごした“たった一日”は、
現実の世界では20年という月日が流れていた。

 

異界へと迷いこんだ18歳の姿のまま、
40歳の年齢を背負って戻ってきた明日香は、
世間の好奇の目と誹謗中傷にさらされ、
心をすり減らしていきます。

やがて出会った映像ディレクター角中瞳のもと、
自らの体験を語るドキュメンタリーに
出演する決意をするものの、
放送は世間の声に押しつぶされるように中止へ。

居場所を失った明日香は、
同じように異界に囚われた人々、
そして自分を救ってくれた堤春奈を
助け出すため、再び「きさらぎ駅」へと
足を踏み入れるのでした。

 

彼女は惨劇の連鎖を断ち切り、
大切な人を救うことができるのか――。
そして、その先に待つ彼女の真意とは……。


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◆CAST

宮崎明日香(本田望結)
2002年、18歳の時に異世界にあるとされる
[きさらぎ駅]に迷いこんでしまうも、
20年後の2022年に異界より帰還する
映像監督・角中瞳と出会い、
自身の体験を語るドキュメンタリーに出演
明日香が作品に出演する真の目的とは…

堤春奈(恒松祐里
民俗学を専攻する女子大生
神隠しについての卒業論文を書くにあたり、
[きさらぎ駅]に行ったとされる葉山純子に
取材をし、自ら[きさらぎ駅]に足を踏み入れる

飯田大輔(寺坂頼我)
以前、明日香が[きさらぎ駅]に迷いこんだ際に
出会った男女グーループのひとり
彼以外の男性と女性はすでに帰還している

ハヤト(大川康雅)
明日香が再び[きさらぎ駅]に踏み入った際に
出会った男性

鎌田夫妻・夫(柴田明良)
明日香が再び[きさらぎ駅]入った際に
出会った男性

鎌田夫妻・妻(中島淳子)
明日香が再び[きさらぎ駅]に踏み入った際に
出会った女性

花村貴史(芹澤興人)
きさらぎ駅に迷いこんでしまうが、
帰還する事ができたひとり
帰還後は、自宅に引きこもってしまう

葉山凛(瀧七海)
堤春奈が卒業論文を書くにあたり、
[きさらぎ駅]について叔母である
葉山純子に取材している会話を聞き、
自ら[きさらぎ駅]に踏みいるが、
堤春奈と出会い無事に帰還する事ができる

葉山純子(佐藤江梨子)
2004年[きさらぎ駅]に迷いこむが帰還する
堤春奈に卒業論文を書くためと取材をうける

角中瞳(奥菜恵)
多くのドキュメンタリー映像作品にて
受賞歴のあるディレクター
異界より戻った宮崎明日香の体験を描いた
アンチフィクション作品を制作する


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前作での
“得体の知れない恐怖”のインパクトに対して、
今作では
“自分が異界から戻ってきたらどう生きるのか”
というリアルな視点が印象的だった。

特に、SNSやネット社会が生み出す
誹謗中傷や好奇の目にさらされる主人公の姿は、
現代を生きる私たちにとっても他人事ではない。

そして迎えるラストは、
まさに「今の社会」を象徴する衝撃的な展開。
ホラーよりも強く心に残ったのは、
人間の冷たさと情報社会の恐ろしさでした。


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